2020.04.05 時間の余裕があるときに知識を蓄えておくべきだ

会社に向かい電車で日記を書くのが習慣だったから、リモート勤務が常となると、なかなかエディタを開いて日記を書こうという風にならないのだが、この異常事態に思ったことなどを書き記しておかないのはもったいないので毎朝就業前に日記を付けることにした。

4月に入って社会人も4年目になったが、別に実感はない。この大変な次期なのに新入社員が入ってきて新人研修など受けている。どうもうちの会社の、特に人事の、感覚がズレていて厳しい気持ちになる。

リモートがメインとなるといまいち身が入らなくて、金曜日を休みにした。不要不急の外出はするなというお触れだが、写真教室の最終日だった。人物撮影の批評だったので、撮っておいた祖母と会社の同期を撮影したものを焼いた。

批評会まで時間が余ったので、次のレベルのクラスで推奨されている写真集をすべて眺めた。このタイミングで色んな写真家の表現としての写真をインプットするのは効く、ということだった。こういうのは、全てを精緻に見るより一度ざざっと眺めたほうがつかめるものがあるというものだ。3,4時間で10冊ほど一挙に眺めた。

おもしろい!技術的には渡辺兼人が良かった。隅々までカリッとシャープで、グレートーンの快調が情報量の多さを訴える。うまい。精神的には須田一政が良かった。面白さの掴み方の感覚が似ている、と感じた。それに、どうしてこのタイミングでカメラ構えていられたの?というタイミングの写真も多くて、日常にカメラを持ち込んで自身を表現するという意味を感じ取った。

僕の写真は好評だった。プリントして同期の二人には渡してあげて、また撮らしてもらいなさいということだった。

一個上の女の子がまたドキュメンタリー写真を撮ってきた。コイツ人撮らせると狂う。が、ワンパターンだ。このひとが表現として人物撮影したときに何を撮るのか気になる。

土日は外出自粛せよということで、池袋の街はまたひっそりとしていたが、家の隣の公園に行くと先週よりは人が多いようだ。2週目となるとみんな気が緩んでくる。

しかし、夕方のニュースで1日の感染者数が100人を超えてきた。ツイッターでは見たことあるアカウントのひとが感染したことをブログで伝えていた。3月の最終週で具合が悪くなり、診断が下りたのが4月に入ってからというから、この感染者数は1週間前の数字なのだ。実際にはもっと恐ろしい数の人間が罹患している可能性が高い。

家に引きこもって部屋の掃除と読書と副業をすすめる。こういう時間の余裕があるときに知識を蓄えておくべきだ。時間に余裕のあった学生時代に蓄えた知識が、いまでも自分を支えてくれている。

テスト駆動開発を斜めに読み切ってエッセンスは得た。実践テスト駆動開発も読もうと決めた。金持ち父さん貧乏父さんを読んだ。先日不動産投資の営業を論破してから、お金というものに少し興味が出て勉強し始めた。自分の会社を持ってみたいと思うようになった。副業も進めた。仕事が切れないよう進捗を出して、あなたの資産は増えていると雇い主に伝えなければ、おれの生活は未だ成り立たない。