2018.09.02

怒涛の8月という感じがした。毎日たいへんだった。仕事が気になりうまく寝付けない日々が続いた。眠れない日は夜中までアニメを見ていたが、朝になるといつも通りの時間に起きてしまうので、さっさと会社に行った。

盆休みに勉強したことは活かせた。毎朝不安点をぶつけた結果、プロデューサーやUXディレクターに完全勝利してしまったらしい。木曜日に上長から呼び出されて「ろにゃくんの視点は正しかったし、それをぶつける態度や振る舞いも100点だった」と言われた。ちょうど盆休みで実家の支援もあったからなし得たことだろう。東京に残っていたらここまで地道に勉強はできなかった。

それで気が緩んだ。そのまま木曜日は早退したし、金曜日は有給にしてしまった。3連休の間もやもやと考えていた。上長からは褒められたが、おれの中では妙な気持ち悪さが残っていた。

まず、盆休み明けの2週間、なぜこんなにもキツイと思ったのか。終わってしまえば楽しかったと思えているけど、キツかった。これは情報工学という分野で勉強してきたからだと結論づけた。この分野では勉強したことのほとんどのことは実践できる。手元のコンピュータで色んなシチュエーションをシミュレートすることで、概念として習得したものを具体に落とし込んで身につけることができる。そして個人的な特性として、この学習のプロセスを経ていないものは自信を持って他人に話すことができない。しかし、今回の件だと「サービスを作ること」という、シミュレートするにもコストが大きく試しづらい分野で、書籍から得ただけの知識で、自分の中で確固たる形になっていないものを、自分より基本的には詳しい人に対して演説しなければならず、これがキツかった。自分が今「ペラペラの薄い意見を述べている!」という感覚がキツかったんだと、わかってしまえばキツくない。今度からこういうときは逆にツッコミ歓迎の雰囲気で喋ることで、相手の発言もきちんと受け止められるようになると思う。

もうひとつはあんまり好ましい結果に落ち着かなかったからだ。「完全勝利してしまった」というのは組織的な構造を変更するということだった。プロデューサーはプロデューサーのグループで案を揉んでからエンジニアのところに持ってくるようになるらしい。これは大企業だからできることだなあと思った。個人的には今の体制のまま、チーム全体としてレベルアップする方向になったらいいな、と思っていた。本当のスタートアップならそうするしかないから、大企業でシミュレートできるのは面白いかも、と思っていたから。でもそうじゃなかったのは少し残念だし、なんとなくエンジニアと非エンジニアの間に距離ができたような感覚があって、これはこれでやりづらいのかなーと思ったけど、今後やってみてだなあ。

何人かの人と話したけど、おれは組織論を知らなすぎるっぽいので、今月は組織論について勉強するのと、会計の知識も社会人のレベルに至っていないようだった。エンジニアの前に社会人であるので、その辺りもよくよく勉強しておくと働く上で安心できるなあと思った。不安なことはたいてい勉強すると5割マシになるというのと、それが経験できなくても、誰かの経験談を引き出して、自信の経験として思い込むこともできるので、勉強は大事だなあと改めて思ったのと、「何を勉強すれば良いのかがわかるようになる機会」というのを上長から突っ込まれる以外の方法で作りたいなあ。