2016.11.20

かもめの松本公演を見に行く。

累というマンガの大ファンで、主人公が演じていたかもめという作品もニーナという少女もすきになり、いつか実際の役者が演じるニーナを見たいと思っていた。マンガじゃない、実際の生きてる人が命をかけてやっているところを見て見たかった。そういう思いで見る、初めての舞台演劇にはかもめの脚本はもってこいだった。

満島ひかりさんのニーナ、すごく良かった。原作と累の丹沢ニナ編から大人しめの夢見がちな少女と解釈していたけれども、彼女が演じたのは危うい明るさを持つ女の子だった。そして鉄砲玉のように飛び出すもトリゴーリンには捨てられ子供には死なれ生活は破滅し最後にコースチャの前で絶望を独白するニーナ。他を見たことが無いのでわからない。わからないが、あの切迫感が満島ひかりさんらしい演技だったのではないか。