会社のひとたちと遊ぶ。社内で言いづらい近況をお喋りする。
婚約した彼は同棲がうまくいかず悩んでいた。去年までルームシェアしていたからよく分かる悩みだ。掃除の分担や金の話は解消し辛くてわたしも諦めて喧嘩別れしてしまったから、誰かと一緒に住むというのは一生無理かもと思っている。
年上のおねいさんは「結婚することにした」と言った。一瞬血の気の引いたが、それでいいな、と次のフレームには思い直した。三十代には三十代の恋愛があると思っていたし、おねいさんからもそういう類の話が説明されたから、わたしは正しかった。
わたしの恋愛事情も聞かれたから、同期の子にどうやら好かれているらしい、という話を少しした。
彼が「嫁の機嫌が悪いから」と帰って行った。おねいさんとうちで2人でポツポツと喋った。不思議な時間だった。