前日おねいさんと喋って安心した。駆け引きや邪悪さの無い関係は最高だ。ほろ酔いで家に帰って久しぶりにゆったりと眠った。
ゆっくり出社する。エレベーターでくだんの女の子とバッタリと会う。久しぶりだねと言われる。「またダークサイドに居たよ」と教える。でももう大丈夫なんだとも言った。別れてからランチに行こうと誘われた。今日は予定があるから明日ならと返した。
同期たちとランチに行った。ひとりが「君の本質的な強みって何だと思う?」と聞いてきた。最近上長に考えてみろと言われたらしい。何だろうねとみんなで話し合った。話し合いながら、こないだ上長に言われた言葉を思い出す。「君の同期との、仕事でもプライベートでも仲良くなれるような関係性はレアなんだよ」
夕方、採用面談に駆り出されて面接官をやる。これで二度目だ。前回は全然うまくいかなかった。質問の答えに対して「うんうんそうだよね、そういうところが難しいよね」というゆるふわなコミュニケーションをしてしまう。自分のコミュニケーションが共感をベースにしているということを初めて理解した。今回はそれをやめて表面的にはフムフムとやりながら、「もっと頑張れ!」と思っていた。
夜会社の飲み会に出て一次会で逃げた。昼も同期たちと食べたが夜も引き続いた話があったので喋った。くだんの女の子の話をする。みんな同じ驚き方をするので面白い。もうおれの鉄板ネタになりつつある。明日のランチでたぶん返事が来る。