2019.02.20

部屋のフレグランスを変えた。件のスピーチをした友人の結婚式でカタログギフトをもらったから、それでフレグランスを頼んだ。おおよそ三千円のものが届きそうだったから、三千円で買える高級品を頼むことにした。フレグランスに野口英世を3枚も出せば高級だろうと思ったが、定かではない…。しかし、とりあえず普段この値段では買わないだろう、フレグランスというのは。実際普段買ってるのはIKEAで買える198円のものだった。二日もしたら届いたので、寝室の小窓に置いた。コクのある匂いだ。香りに対してコクという表現も変だが…なんだかニンニクの臭いがしそうだ。ふわっと華やかにバラが香ったと思うと紅茶葉の後を引く甘い香りになる。寝室にはオープンクローゼットがあるんだが、掛けている服も良い匂いになった。家から出ても動くたびふわふわと香ってくる。それで、良い香りは気分が良くなる、ということを知った。会社であいつ匂うぞと言われないか若干不安になっている。

仕事は引き続きパフォーマンスチューニングをしている。先週のはやり方が悪かったな、と反省した。素人同然のチューニングはやはりよくない。1ミリも改善していない。昔買ったパフォーマンスチューニングの本を引っ張りだして勉強することにした。今週はもう少しマシになりたい。1週間かけてやって良いと言われているのだ。1日勉強した分は勉強して上げた効率が取り戻すだろう。

桜木紫乃先生のふたりぐらしを読み始めた。これには11月の旭川で桜木先生本人にもらったサインが入っている。持参した本もあったけど、なんとなく新作をその場で買って、それに書いてもらった。東京に戻ってから、やはり持参した方にサインしてもらえば…と悔いたが、読み始めると桜木先生が書いた本の中でも一番好きだ。まだ最初の2章しか読んでないのに無いのに唸るほど良いシーンがあった。用意した舞台の趣味の悪さと(褒めてる)、そこで生きる人物の生活に寄り添った現実的過ぎる思考が、たまらなくぐっとくる。外も中も真に優しいことに間違いないが、その優しさに至る逡巡の中で意地の悪さや人としての醜さによる思考と、その維持の悪さに気付いて否定する思考、などを読むと、気持ちが良い。