2019.06.28(ニューヨーク) Welcom to NewYork

出国の日だ。何故か4時に目覚めた。7時に起きる予定だったけど、朝は散歩に出るつもりだったのでそのまま起きる。

荷物を詰める。意外にお土産買わなかったな、と思うけどスーツケースはぱんぱんでギリギリだった。

タイムズスクエアを写真に収める。さすがに早朝は人が少ない。それでも早朝の池袋より多い。地下鉄が24時間動いているせいもあるのだろう。

散歩に出ようと思ったのはニューヨーク市立図書館を見たかったのとグランドセントラルターミナルが見たかったのだ。どちらもニューヨークを代表する建築物である。朝過ぎて人が誰もいない。綺麗に撮れた。最高だ。こんな嬉しいことはない。

ランドセントラルターミナルが綺麗すぎて、ここに来て本当によかったと思った。グランドセントラルターミナルのコンコースに入るまでは暗くてどんよりとして変な匂いのする地下鉄の駅なのに、装飾が施されたアーチを抜けるとティファニーブルーの天井に装飾が掘られた全てが大理石の空間に集められる。これがグランドセントラルターミナル!すごい!Welcome to NewYork!なのだ。テイラー・スウィフトはこの感覚を歌詞とメロディとタイトルにしていて、天才だ。自然とWelcome to NewYorkが脳内で流れて、今日はニューヨークに居られる最終日なのに、こんな歌が頭で鳴るなんて思いもしなかった。

ポザール様式はコテコテの装飾過ぎて苦手だったけれど、写真では伝わらないのだ。これはニューヨークに至る経緯や努力、理由、矜持、それら全ての感情とともにある。感情無しで語れない建築だった。案内板なんか一つもなくてただアメリカ合衆国の国旗がかがげられているだけのあの空間をとてつもなく愛おしい。Welcome to NewYrokなのだ。ありがとう。

細部なんて見る余裕がなかった。この場所に入れる自分をとても立派に思った。こういうデザインがアメリカンポザールなのだ。ポザール様式は苦手だった。コテコテな装飾で写真で見た時はハイハイってなるのだ。これがいざ現地に行くとこんなに嬉しい。これがポザール様式!ランドスケープデザインとはこういうことか。UIじゃなくてUXなのだ。人の特別な瞬間には報いがないといけない。