2020.02.11 最近、光が見える

月曜日はまた四谷三丁目でいつものおじさんと飲んだ。やたら良いバーに連れて行ってもらい、店主のママと面白おかしく喋った。酒も美味かった。また来たい。

火曜日は建国記念日で祝日だったが二日酔いだった。副業をやるつもりだったが、手につかなかった。昼から風呂に湯を張って入った。さっぱりしたあと散歩に出かけて公園でコーヒーを飲んだり写真を撮ったりした。

最近、光が見える。光線の方向やその周辺のグラデーションに目がいく。それをそのまま撮ってみた。何枚か撮ったものを見返して、影があるから光の当たる場所の輪郭が切り取れるのだということを理解した。最近はモノクロだが、カラーも少しずつ挑戦し始めた。影が青い、ということに気づき始めた。影の青を強めるとおれの好きな絵面になる。

散歩をしてもやる気にならず、届いていたアウトレイジビヨンドを見た。BDのこともあって映像の美しさが際立つ。この映画は小道具も素晴らしい。ヤクザのスーツや袴の生地間、家具の仕立ての美しさ、黒塗りセダンのヌメヌメとした艶、こういう小道具たちがその場の雰囲気をかなり作っているし、撮影がそれらを再現するよう仕上げている。内容も素晴らしい。観客に解釈を委ねる余地が大きいし、余地を与えてどっちに向かうのか相手に決めさせた上でねじ曲げるというヤクザのやり方にも通じる脚本だと思う。先読みが全く効かなくてあとが全然読めない。終始すげーと言い続けた。