2020.10.24 線香あげてくりやな

祖母が亡くなって松本に来ている。冷たくなった祖母を棺に納めて通夜をした。

犬が死んだときも思ったが、思っていたより人は呼吸による上半身の上下を認識しているのだなと思う。いつも動く場所が動いていないから予想を裏切られる気持ちが違和感となり死んだのだと理解する。

お坊さんが来てお経を読む。戒名を告げた。小さい頃位牌を磨く祖母を見ていると、「このばあさんもいつか名前が変わってこれになるで、そうなったら線香あげてくりやな」と言われたのを思い出す。