2021.06.14 扉が扉なのか分からないようについていた

彼女がビザの申請に朝早く出かけていく。お昼に表参道で待ち合わせることになっていた。

昨夜は長野旅行の計画を立てていた。親に電話をして車を借りれるか確認するが、やはり平日に車を借りるのは難しいようだ。松本にも行きたがっていたので調べないとなあと思っている。

彼女から連絡が来て表参道へ向かう。植物学者が設計したレストランがあるとかで向かうと、看板もなくコンクリート打ちっぱなしに大きな扉が扉なのか分からないようについていた。こんな空間があるのか。入ると薄暗い空間にカウンターがあり向こう側の壁一面に植物が植えられていて太陽光に似た色温度の光が当てられている。人工光型植物工場を思い出す。

ご飯を食べて器屋さんなどをめぐる。海外に行くから何も買えないと嘆きながら何も買えない状況で良かったと散財せずに済んだことを笑う。表参道の交差点には公園があって、寝そべれるベンチがあって、そこで落ち着くと彼女は眠ってしまった。おれも少し横になるかと思ったらいつの間にか眠ってしまった。はっとして目が覚めると彼女はすでに起きていて、何してるんだろうねと笑いあった。

夕方に別れて俺は池袋に戻って会社の連中と閃光のハサウェイを見てうちで飲んだ。