土曜日、合同批評会だった。写真を批評されるが、イマイチな評価だ。自分でも、自覚した。
ひとつ下のクラスに技術的には単純でも強烈な印象を残す写真を提出した人がいて、俺はこれを見て頭を殴られたような思いがした。基礎に忠実にものを捉え直そうと思い直した。
ものの、ショックは大きく、とりあえずビールをがぶ飲みしてフラフラなところに彼女が遊びに来た。
彼女にポロポロと弱音を吐く。人に喋ると少し気が落ち着くことを知った。いつもならこのまま酒に溺れて泣いて寝てたんだ。一晩泊まった帰り際に「元気になった?」と聞かれる。元気になった。
思えば、自分を壊してまた積み直す作業を繰り返して今になってる。こうやって壊される瞬間はショックだけどこれがあるから人生が楽しい。これでいいんだ、これで。
夜、安茂里のトップガンとモンハンをしながらボイスチャットで近況など話す。コロナ影響で解体屋は仕事が減ってきてやばいと言っていた。俺は大企業様様で気楽なものだ…。
エアガンの中に埋め込む基盤のプログラムを書けないかと聞かれた。よく分かんないから調べたけど多分マイコンのプログラムだな。大学でちょっとやったきりだな。書けなくもなさそうだが。協力してくれる基盤屋のおじさんと話してまた連絡するという。
それからちょっと調べたら楽しみにしている僕がいる。物理的なものが動かせるっていうプログラムの根本的な面白さを思い出しているのかも。なんだか少し楽しみだ。