2023.05.07 たまたま戴冠式だった

ロンドンから日本へ帰るために空港へ向かっている。昨日はロンドンを1日かけて堪能した。

たまたま戴冠式だったので街は歩行者天国だし人々は国旗柄の帽子やマントを身につけていて楽しげだった。あらゆる場所で国旗が掲げららていた。僕たちは一通り見物してビアパブで中継を現地の人たちと見た見た。特別な日だった。

19日間転々としてついに帰る。他国に対する信頼の、形成のされ方というのを感じる旅だった。ヨーロッパ暮らしの長い彼女と一緒に旅をすると明らかに他国への信頼度に関してギャップがあることを感じる。

例えば飛行機や電車の時間は、海外のものは遅れたり飛ばなくなったりするものだという刷り込みが日本人にはあるから、僕は冗長化を重ねたプランを練ってしまうけど、彼女は飛ぶっしょ!という感じであまり急がない。初めて来た街も面白そうな道にずんずん進んでしまって、それが危険なエリアかどうかも確認しない。

僕は宿の近くをぐるりと一周したり、まずは有名どころの観光地へ行って適当なご飯を食べたりして、信頼できる場所や人なんだと確認しながら、自分の移動可能な場所を段々と広げていく。

ヘルシンキグランカナリア、ロンドンは日本と同じ価値観を共有してるのだと感じた。パリやボルドーは、旅行者が旅行者らしく払うことを求めているように感じた。マラケシュは二度と行かない気がする。