昨晩は上司に連れまわされて散々飲んだ。えらい気に入られている。このひとみたいに生きるのかもしれないという予感がある。
超二日酔いでも会社には行かなければならない。イブだった。会社の女たちがなんとなく華やかになっていて「あーね」と思った。
おれは特に予定が無いので直帰した。土曜日に仲間たちがうちに来ておでんパーティーをするから、練習しとこうと思った。薄口醤油と出汁とみりんと塩で適当にタネを煮たら美味しくできた。出汁をもっと良くするとコクが深くなって美味くなりそうだと思った。
おでんを食べながらなんとなく涼宮ハルヒの消失を見た。小説で読んだ記憶があるが、全く覚えていなかったし映画版は見たことがなかった。それで見始めたらちょうどクリスマスイブの話だったし、長門がおでんを食べていた。運命的なものを感じたが、おれの深層心理が寂しさから共鳴できるようおでんを作らせてシンパシーを感じるような作品をおれに見せたのかもしれない。