頼まれて出社する。
ちょうど京橋の美術館でやっている写真展に行こうと思っていたので都合が良かった。
午前中に仕事を抜け出して写真展に行く。柴田敏夫と鈴木理策の展示だ。
柴田敏夫は写真集も持っている。教室でもよく紹介される写真家だった。展示を見るのは初めてだ。
展示に行く前にこの展示に関するインタビューを読んでから言った。彼らは2人とも絵画に興味があったらしい。絵を描いていたところから写真に転向したようだ。
てんじは影響を受けた作家の絵画と写真が並べられていた。
展示は最初の1枚目から衝撃的だった。絵画と写真の関係を見出してハッとした。柴田敏夫はプリントがうまいと思っていたけれど、プリントのうまさは絵画の経験からをきてるんだと気づいた。
影の作り方や立体感の強調は演出なんだ。形の捉え方は抽象画だ。
昔写真をうまくなるのにデッサンが必要なのかもしれないと思ってデッサン教室に通う検討をしていたんだけどあれは多分間違ってなかった。
時間を見つけて今年は通おうと思った。