2019.01.21

金曜日、熊本に行った。去年の6月から11月の半年をかけて作ったシステムを、熊本の会社に使わせるということで、企画職の人間がわざわざ熊本まで出向き使い方を説明しに行くと言う。プロジェクトリーダーがその話を聞き、「開発担当したroronyaも行ってくれば」ということで同行した。朝一に羽田に向かい飛行機で阿蘇くまもと空港に降りた。リムジンバスで通町筋というところまで来て飯を食べ、タクシーでその会社に来た。システムのチュートリアルは無事に終わり懇親会も楽しく終えた。

次の日の土曜日で、一緒に行った同期の女子と熊本観光をすることになっていた。この観光について企画職もエンジニア職もざわざわとしていた。僕はというと別に恋愛感情もないのでツンとしていた。相手も同じだったと思う。

とはいえ久しぶりに女子と2人で一日でかけるというので、若干緊張していた。それと同時におれはなんでこの人を好きになれないんだろうな〜というのを観察しながら考えていた。そして一応の結論が出た。

多分だけど、他人と関係を構築するに於いて、気力あるいは優しさとでも言えば良いものを、わたす人ともらう人に分けることができて、彼女はもらう人だし、俺ももらう人なんだろう、と思った。で俺の方は若干わたす人属性も持っている。彼女は旅行後「充実していた!」と言った。それは俺からもらったんだろう。逆に俺はプラマイゼロという気持ちがしていた。それは車の運転をしてきれいな景色をカメラで収めたことで気力を充填したのと同時に、彼女に気を使うことで消費したからだろう。そして人事のおねいさんはわたす人だ、と思った。だからおれは人事のおねいさんと会った後はなんだか満ち足りた気持ちになる。おれのわたす属性はわたされるとグッと火が入るので、おねいさんにわたし始める。だからいい関係になっている。この理論で昔付き合っていた女の子たちを考えるともらう人が多かった。それで俺は少ししか持たないわたす属性を酷使して疲弊した。彼女たちは俺からもらえなくなると離れていく。でも、わたす人は世の中に少なそうだなあ。