関連部署が全く仕事してくれなくておれの仕事は進まなかった。周辺技術を調べていたら時間が終わった。
夜、チームのメンツで相席屋に行くことになっていた。提案した先輩はセットアップに尖った靴を履いてきて「マジか…」と内心思ったが、これが正解だったと後ほどわかるのだった。
店に着く前に2人ずつに分かれておいた。おれは一番気の合わないやつとバディになったので終わったと思ったし、案の定自分語りをやたらするので女の子たちは暇そうにしていた。向かいの席ではセットアップの先輩がキラキラと輝いていた。こんなに嬉しそうで楽しそうな彼は初めてみた。
そしてセットアップは正解だった。会社帰りのイケイケなお兄さんたちはピチッとスーツで来るのだ。こぎれいな格好はしていったけど、20万くらいしそうなしゃんとしたスーツにはかなわない。そういう中で戦うのでセットアップくらい粧し込んでいくのは正しかったなと思った。
