2019.03.20 検討するときはまずポエムを書く

アプリに運営からのお知らせ機能を追加したいから要件や技術の検討をして欲しいと言われていた。検討するときはまずポエムを書く。それを使うひとはどういう人だろう、とか、使ったうえでどういう気持ちになるんだろう、とか、ふわふわと妄想する。書くことで思考が深まっていく感覚もある。その上で技術的にこうしたら良いのでないか、ということを雑に書く。ポエムの時点からひっくり返る可能性があるのでこの時点での技術検討は雑で良いのだ。しかし、その技術は実装できそうなのか、できるならソースコードのどの部分にどんな記述をすることになるのか、ということはざっと調べて現実感があることの確認をする。これが出来るのが、エンジニアが要件を検討する利点だ。ポエムを作文したらUXディレクターに見せに行く。「これでよいです」となればあとは実装するだけだ。この仕事のやり方が正しいのかわからない。ディレクターが要件検討するときにポエム持ってきたら「なんだこいつ」となるのかも知れない。

先輩社員に「『人を動かす』を読んだほうが良い」と言われた。カーネギーの本だ。1年目のGWに読んだ。どうやら人を動かそうとするときの言動が下手くそらしい。たしか「人を動かしたいと思ったら相手にメリットのあるように伝えろ」という話が書いてあったはず。たしかにあまり伝えていないかもしれない。私がそういう視点で動いてないからだ。仕事なのだから個人では無く全体として価値があることについて論理的に語られた方が納得する。と書いて、全体の価値に対しても個人で意見が異なっている現状を思い出した。そうすると彼らから見たときの全体の価値を想像して「これをやることはそこに価値がありますよ」と伝えなければならないのだろう。

久しぶりに牛タン屋でご飯を食べた。一食二千円の高級昼飯である。一人でこっそりオフィスを抜け出してたまにこれを食うのが、ここ1年のうちに見つけた楽しみの一つだ。